
はじめまして。
行政書士西川晃敏事務所 代表の西川晃敏です。現在、九州・福岡で行政書士として開業する準備を進めています。
この場をお借りして、私のプロフィール、行政書士を志した理由、そして福岡で起業を決意した経緯についてお話ししたいと思います。
私は1963年11月24日、大阪市で生まれ、学生時代から長年にわたり大阪で生活してきました。幼少期は身体が弱く、本を読むのが好きな、人見知りの強い子供でした。実家は鉄工所を経営しており、当初は家業を継ぐつもりで深く将来を考えることなく過ごしていました。
しかし、高校時代に家業の経営が傾き始め、父が資金繰りに奔走する姿を目の当たりにしながらも、何もできずにただ不安を抱えていました。勉強にも身が入らず、進学に迷いましたが、両親の勧めもあり大学へ進学しました。当時、思うような高校生活を送れなかったことや、志望校に合格できなかったことを親のせいにし、努力を怠ってしまいました。その間にも家業の経営はさらに厳しくなっていきました。
大学卒業後は化学品商社に入社し、営業の難しさや人間関係の厳しさに直面しながらも、国内外で多くの経験を積みました。取引先の社長から経営に関する話を聞く機会が多く、特に資金繰りの苦労を耳にするたびに、学生時代の自分を思い出し、何もできなかったことを悔やむ気持ちが募りました。当時の私は財務諸表の読み方やキャッシュフローの知識もなく、父を助けることができなかったのです。
その後、さまざまな経営者と接する中で、事業資金の調達には市場や銀行からの融資だけでなく、さまざまな方法があることを知りました。資金面で悩む経営者の力になれる仕事をしたいと考えるようになりましたが、銀行員や税理士になるには現実的なハードルが高く、気がつけば十数年が経っていました。
会社員生活も終盤に差し掛かり、セカンドキャリアを模索する中で「行政書士」という職業が、単なる書類作成にとどまらず、企業や個人の問題解決を支援できる仕事であることを知りました。私はかつて法律に興味を持っていましたが、家業の影響で経済を専攻したため、法学とは縁がありませんでした。しかし、行政書士として経営者や事業者をサポートすることで、両親への恩返しにもなり、社会にも貢献できるのではないかと考え、50代半ばを過ぎて行政書士を志しました。
九州との最初の出会いは大学卒業の頃でした。それまで九州は私にとって「縁もゆかりもない遠い場所」でしたが、訪れるたびにその土地の魅力や、人々の真面目さ、一本筋の通った気質に惹かれるようになりました。そして何より、博多出身の妻と結婚したことで、九州がより身近な存在になりました。結婚を機に福岡を終の棲家とすることを決め、この地に根を下ろす覚悟を固めました。
福岡は日本でも特に活気があり、独自の文化と経済の発展が見られる地域です。私はこの地を拠点に、九州全体の発展に貢献したいと考えています。
今後、九州にはさらに多くの人が集まり、住居やビジネスの需要が増大し、会社設立や資金調達のニーズも高まっていくでしょう。また、都市開発が進み、商業施設や病院の整備が求められ、外国人労働者の受け入れや新たなビジネスモデルも生まれるはずです。
私は行政書士として、企業や個人の「やりたいこと」を実現するためのアイデアを提案し、解決のサポートをしていきます。
特に、農地転用、開発許可、補助金申請など、地域の発展に必要とされる分野に積極的に関わり、微力ながらも九州全体の発展に貢献したいと考えています。また、九州は農業が主要産業の一つであり、将来的には農業振興に関わる仕事にも取り組んでいければと考えています。
これまでの商社での経験を通じて培った知識や人脈、問題解決能力を行政書士の仕事にも生かし、企業や個人の皆さまが抱える課題を共に乗り越えていきたいと思っています。
私は「オールドルーキー」ですが、開業後は皆さまのお力になれるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。